ニートが空白期間を「アルバイト」で職歴詐称するのはありか?
就職したい!!…でも、ニートだし空白期間が…アルバイトで誤魔化せる?
職歴なし無職25歳高卒ニートと言う状態から「就職したい!!」と考えた時、困ってしまう人も多いのが履歴書や職務経歴書です。
履歴書や職務経歴書の「空白期間」をどうしたら良いのか?ということで悩む人は少なくありません。
特に職歴なし無職ということで「アルバイト経験すらない」という場合には本当に書くことが何もなく、まっさらな空白期間です。
そんな時、「アルバイトしていたことにしよう!!」と考えるニートの人もいますし、ネット上でも「アルバイトをしていたといえばバレないよ」なんて意見もあったりします。
では、ニートから就職を考えた時、「アルバイト」をしていたことにして空白期間を埋める職歴詐称をしても大丈夫なのでしょうか?
リスクが大きすぎるのでおすすめしない
ニートからの就職を実現するためにも空白期間をなんとかしたいと考えて「アルバイトしてました」と職歴詐称することは…
絶対にやめた方がいい!!
なぜなら、得られるかもしれないリターンに対してリスクが大きすぎるからです。
ネット上だと「アルバイトしてました」として空白期間を乗り切った方が良いなんて意見もありますが、リスクが大きすぎます。
なぜなら、アルバイト経験とは言え職歴詐称して就職してしまった場合、一生その嘘をつき続けないといけないからです。
確かにニートからの就職の際にアルバイト経験を詐称した所で、それが懲戒解雇の原因になって即日クビになる可能性はそれほど高いとはいえません。
アルバイト経験が採用不採用を決定する大きな原因になるとは一般的には考えられないからです。
しかし、状況によっては絶対に懲戒解雇がないとは言い切れません。
また、例え懲戒解雇にならない場合でも、会社内では「職歴詐称した人」として有名になります。
「まぁ、あいつは基本嘘つきだからね!!」ということで相手にされなくなりますし、何かあった時に疑いをかけられても仕方がない状態になってしまいます。
また、懲戒解雇はないまでも、「信用できない人」ということでリストラ候補の一番乗りになることは普通にあります。
そうしたリスクを負ってまで空白期間をアルバイトで埋める価値があるのか?と言うとかなり疑問です。
空白期間をアルバイトしていたとしてバレる理由は?
…とは言え、人によっては「そもそもアルバイト経験なんて自分から白状しない限りバレる心配ないだろ?」という人もいます。
確かに一理あるといえば一理ある意見です。
しかし、空白期間をアルバイトしていましたとしてしまうとバレる可能性は十分にあります。
空白期間を「アルバイトしていました」と言った所で基本的にバレると思った方がいいいです。
特に「面接」で!!
空白期間中のアルバイト経験という職歴詐称がバレるタイミングとして、源泉徴収だとか、年金手帳だとか、雇用保険被保険者証だとか言われますが、一番バレる可能性が高いのは「面接」です。
では、なぜニートとして空白期間だった時期を「アルバイト」としてしまうと面接でバレるのでしょうか?
それは面接では「○○のアルバイトをしていました」では終わらないからです。
面接では「何のアルバイトをしてきましたか?」「○○のアルバイトです」では終わりません。
「アルバイトではどんなことをやってきましたか?具体的に教えてください」からスタートして次々と質問を浴びせてくる可能性があります。
「そのアルバイトで辛かったことは?」「その辛い状況をどうやって乗り越えたのか教えてもらえますか?」くらいは当然聞かれる可能性は高いですし、「そのアルバイト経験は当社でどんな形で活かせそうですか?」と聞かれる可能性もあります。
長期間アルバイトをやっていたことにしたのならば「それだけアルバイト経験が長ければ新人アルバイトの教育とかやったと思うけど、どう?どんな所を工夫しました?どんな所が大変でした?」と質問されます。
短期間のアルバイトが続くようならば「なぜ短期のアルバイトばかりなのですか?短期のアルバイトだと毎回仕事も違って大変だと思いますけど、なんで長期のアルバイトをやらなかったんですか?」「なぜこんなにアルバイトを転々としているのですか?」などと突っ込まれます。
また、何かしら業務に関わるアルバイト経験があるのならば「こうした経験があるならすぐに仕事任せるけど大丈夫ですよね?」と質問されます。
アルバイトと関係のない仕事への就職活動ならそれはそれで「なんでアルバイト経験を活かそうと考えないのですか?」と質問されます。
こうした質問に対して、反射的に矛盾点無く答えることはできますか?
もしもどんな質問が来ても反射的に矛盾点もなく答えることができるくらいにまでしっかりと煮詰めた形でニートの空白期間を「アルバイト」していたことにするのならばバレない可能性もあります。
しかし、大抵の人の嘘はまずバレます。
本人は「うまく誤魔化せた♪」と思いこんでいても、「具体性にかける話ばかりでこの人良くわからないな…」「話が首尾一貫していないんだけど…」「答えるまでに妙に時間がかかるんだよね…」ということで不信感を持たれます。
そして、不信感を持たれた段階で基本的には面接終了です。
形の上では続行するかもしれませんが、本質的には面接は終了してしまいます。
職歴なしニートであっても採用してくれる企業は沢山ありますが、一方で「この人なんか怪しいよね…」という人を採用する企業はまずありません。
だからこそ、例えニートであった期間の空白期間の説明が難しいとしても安易に「アルバイト」として職歴詐称するようなことはしてはまずいのです。
空白期間を誤魔化そうとアルバイトを主張することはリスクが大きいだけなのでおすすめできません。
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