ニートが簿記3級を活かして経理に就職するには?
簿記3級を活かして経理に就職できないだろうか…
ニートから脱出するために資格を取るという人は少なくありませんが、その中でも比較的人気のある資格が「簿記」です。
経理財務関係の資格であり、多少なりとも専門的な知識を必要とする資格であることから、就職を考えた時に取る人も多い資格です。
特に簿記3級は年間30万人以上が受験するという資格であり、ニートであっても資格を取得している人は少なくありません。
そこで、ここではニートのあなたが簿記3級を活かして経理に就職するにはどうしたら良いのか?についてお話したいと思います。
1日も早く就職活動をする!!
ニートのあなた、ここでは25歳職歴なし無職の高卒ニートを想定していますが、ニートのあなたが簿記3級を活かして経理へ就職しようと思ったのならば、何よりも大切なのは一日も早く就職活動することです。
1にも2にも、とにかく就職活動を急いで始めることが何よりも大切です。
経理への就職というと「簿記3級で大丈夫?」「簿記2級くらいいないと駄目なんじゃない?」という人がニートで就職を考える人の中にも少なくありませんが、そんなことありません。
簿記3級は立派に通用する資格ですし、高卒職歴なしニートだとしても十分に通用します。
ですから、とにかく経理への就職に向けて就職活動をしてしまうことが大切です。
なにか非常に焦らすような言い方かもしれませんが、ニートのあなたが経理に就職しようと思ったのならば、何よりも急いで就職活動することが本当に大切です。
25歳までならば十分にチャンスがあります。25歳以降でも30歳未満ならば簿記3級で経理に就職するチャンスはそれなりにあります。
(20代後半ならばチャンスは有るとは言え、やはり25歳までと比べるとチャンスは減少するので要注意です。)
しかし、30歳以上で経理実務未経験の人間が経理に就職したいと考えてもほとんど求人がありません。
30歳以上だと全く経理になるのは不可能というわけではなく、チャンスが有るにはありますが、よほど運の良い場合でないとそのチャンスを掴むのが難しいのが現実です。
25歳ならば、例えニートでも十分チャンスはありますし、それこそ簿記3級すら持っていなくても十分なチャンスが有るほどであり、簿記3級を持っているのならばなおさらです。
簿記3級を持っているにも関わらず経理に就職できない人の中でも「就職のチャンスを逃してしまったため」という人が非常に多くいます。
25歳と言うのは十分にチャンスがある状態なので、何よりもこの状況を活かすことが大切です。
簿記3級でもビビらない!!
経理実務の経験がない、職歴なしの高卒ニートの人の場合、簿記3級を持っていても実務経験がないために「簿記3級」ということに不安を感じる人も少なくありません。
簿記2級くらいまで持っていれば多少なりとも自信がつくのかもしれませんが、簿記3級ということもあって、自信なさげな人が少なくありません。
しかし、簿記3級だからと言って、それにビビらないことが大切です。
それというのも、簿記2級なんて言うのは特殊商品売買に関する仕訳や工業簿記を除けばほとんど3級と違いがありません。
通常の経理で使う仕訳は所詮簿記3級レベルの知識であることがほとんどであり、特殊な商売をしている会社でもない限り、簿記3級あれば十分通用するレベルです。
ですから簿記3級を持っているのならば、それを誇りに思い就職活動することが大切です。
中には「簿記2級も持っていないのか?」と言うような対応の企業もあるかもしれませんが。簿記3級でも採用してくれる企業は少なくありません。
ニートのあなたが経理に就職するためには無い物ねだりをするよりも、今ある簿記3級を以下に活かすか?を真剣に考える方が大切です。
簿記3級に頼らない!!
ここまで職歴なしニートのあなたが就職活動をするにあたって「簿記3級でも自身を持て!!」という論調でお話してきましたが、一方で「簿記3級に頼らない」ということも大切です。
それというのも、経理実務の経験もない人を採用してくれる企業の多くはそもそも簿記資格の有無にこだわらない企業が多いからです。
現在は会計ソフトでの会計業務が基本であり、それこそ会計ソフトを使えば簿記3級どころか、簿記の勉強を一切したことのない人でも会計ができる時代です。
決算仕訳などでは多少なりとも簿記知識を活用することが必要になりますが、通常の会計業務ではほとんど簿記の知識なんて必要のないことがほとんどです。
また、経理実務ともなると簿記試験とは違い、「本当に経費になるのか?」「この領収書は何費にした方がいいのか?」「税金との関係は?」など簿記3級どころか簿記1級を取得した所でわからない実務特有の問題が出てきます。
それ故に、実は未経験者を採用してくれる経理の求人では意外と「簿記」の資格は評価されません。
簿記資格取得者で経理を目指している人の中には意外とこうしたことを認識していない人が多いので、もう一度書いておきます。
実は未経験者を採用してくれる経理の求人では意外と「簿記」の資格は評価されません。
簿記3級、簿記2級は当然のこと、簿記1級でも「勉強頑張ったね。…で?」となることが少なくありません。
だからこそ、簿記3級を持っていたとしても簿記3級に頼るような就職活動をしては駄目なのです。
しっかりと相手の企業が経理未経験の新人にはどんな人材を求めているのかを理解し、それに合わせたアピールをすることが簿記3級をアピールするよりも遥かに大切です。
簿記3級を持っているニートの人が経理に就職できない最大の原因は簿記3級だからでも職歴無しのニートだからでもなく、企業が求める人材像を理解していないことが原因であることが最も多いからです。
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