ニートの就職は大企業より中小企業がおすすめは本当か？
ニートの就職関連の情報を見ていると「ニートからの就職は大企業より中小企業がおすすめ」としているサイトを多数見かけます。
しかし、それらサイトがニートの就職に対して大企業よりも中小企業をおすすめする理由を確認してみると「ニートからの就職で大企業は無理だから」といったものだったりします。
そんなことはありません!!ニート、職歴なし高卒ニートからの就職であったとしても大企業へ就職したいのならば諦める必要なんかありません。
※ニートでも大企業へ就職できる理由について詳しくは「「ニートは大企業に就職は無理」なんて大嘘!!」のページを御覧ください。
だから、職歴なし高卒ニートであるあなたであってもどうしても大企業へ就職したいのならば大企業へ就職するよう就職活動を頑張れば良いのです。
…が、そうは言っても職歴なしの高卒ニートから大企業への就職を進めるものでなく、むしろ個人的には大企業よりも中小企業への就職をおすすめします。
つまり、「ニートの就職は大企業より中小企業がおすすめ」という結論については他のサイトの意見と大きく変わりません。
そこで「何故ニートからの就職には大企業よりも中小企業がおすすめなのか？」について詳しくお話します。
「大企業に入社した」というプライドが一番大事ではないでしょ？
まず、なぜ職歴なし高卒ニートのあなたに大企業より中小企業をおすすめするのか？と言うと、あなたが就職について考える時「大企業に入社した」というプライドを一番大事なものとして考えるとは考えられないからです。
もしもあなたが、「大企業に入社した」というプライドを持って仕事をしていくことが何よりも大切だというのならば、大企業へ就職すべきです!!
職歴なし高卒ニートであっても大企業へ就職できるチャンスは十分にありますし、何が何でも大企業の入社を実現すべく努力すべきです。
でも、あなたが「ニートから正社員として就職したい」と言うのは、何も「大企業に入社した」というプライドを満たしたいからではありませんよね？
・安定した長く働くことができる職場が欲しいのではありませんか？
・しっかりとした収入を得た上で趣味を楽しんだりして生活したいのではありませんか？
・スキルアップし、それとともに社内での地位も上がり、給料も上がる仕事を選びたいのではありませんか？
もしも、あなたがこれら3つのうちどれか一つでも当てはまるのならば、正直な所、大企業へ就職するよりも中小企業へ就職することの方が望みを叶えられる可能性が高いといえます。
だからこそ、職歴無しのニートから就職を考えるあなたには大企業よりも中小企業をおすすめするのです。
安定した職場は中小企業の方が多い!!
まず、「大企業＝安定」と考えているのならば大きく勘違いしているので気をつけた方が良いです。
大企業は意外と安定していません。
平気で特定の部署を潰したり、大量のリストラをするなりして生存しているのが大企業だからです。
採算の悪い部署を潰し、採算の取れる部署だけ残すことで利益を獲得し、不必要だと思った人材はリストラし、役立つだろうと考えられる人材を新たに大量採用します。
大企業は目立つ所で戦っていることが多く、利益率が高い一方、ライバルとなる企業が多く、海外企業とも戦っていることから決して安泰ではありませんし、厳しい決断でもどんどん行っていきます。
だからこそ大企業は企業として安定しています。
しかし、ニートからの就職を考えるあなたにとって大切なのは「企業が安定しているかどうか？よりもあなたが安定して長く働くことができるか？」ではありませんか？
だとしたら中小企業がおすすめです。
中小企業の中には、一般の人が聞いたことすらないメーカーでも世界シェアの大半を握っていて独占状態となって大企業ですら手がつけられない企業も少なくないからです。
特定の業界では知らない人がいないほど有名で世界シェアの大半を握っている中小企業であっても、一般の人が知らないなんて事例は山のようにあります。
中小企業庁の「元気なモノ作り中小企業３００社」のページなんかで紹介されている企業はその典型であり、従業員数十人規模で世界シェアの多くを占め、何億、何十億と売り上げている企業を見ることができます。
こうした中小企業の方が、厳しい世界で戦いを強いられる大企業よりも経営が安定していますし、安心して働き続ける職場である可能性が強いといえます。
職場選びも中小企業の方が間違いが少ない
また、ニートであるあなたが就職する際に中小企業をおすすめするのは「職場選びでも間違いが少ない」のが中小企業だからです。
大企業と言うのは、その名の通り大勢の人が働く職場です。
それゆえに、入社前にどんな職場なのかを理解しようとしても把握しきれるものではありません。
人事ですら100人を超えるとすべての人物の顔と名前、どこの部署でどんな仕事をしているのかが一致しなくなる傾向にあり、外部の転職エージェントや就職希望者が内部情報を手に入れようとしても性格な情報が手にはいらないことが少なくありません。
一方、中小企業は企業規模が小さいからこそ、経営者や人事も一人一人の社員について理解していますし、それ故に転職エージェントや就職希望者も職場の情報を集めやすい傾向にあります。
大企業の場合、異動も頻繁にあるため「この前まで雰囲気良かったのに、課長が変わってから部署の雰囲気が一気に険悪になった…」なんてことも珍しくありません。
しかし、中小企業の場合、もともと小さいのですから多少の異動があろうとも一気に社内の雰囲気が変わることも少なく、事前にどんな職場なのかを把握して入社する会社を選べば、間違いが起こる可能性が少ないのが特徴です。
スキルアップし、給料が上がりやすいのも中小企業!!
また、スキルアップや給料について考えた時にもニートのあなたが就職を考えるのならば中小企業の方がおすすめです。
スキルアップし、給料が上がりやすいのも中小企業だからです。
大企業だと、あくまでも「分担作業」が基本であり、社員は「大きな歯車の一つ」でしかありません。
それ故に非常に細かい仕事を専門的に扱うことが仕事となり、仕事の幅が広がりません。
営業にしてもテレアポ部隊、営業部隊、クロージング専門部隊、アフターサービス部隊というように仕事が別れていることも多く、専門的な仕事を覚えるものの仕事全体としてスキルアップしづらいのが特徴です。
それ故に大企業からは意外と転職しづらかったりします。
また、大企業は社員も大勢いるので出世もしづらく、いつまでも平社員のままという人も多く、給料が低いままなのはもちろん、平社員のまま40代、50代になってしまいリストラされる人も珍しくありません。
一方、中小企業は例えニートから就職した場合でも幅広い仕事を任せてもらえるので、スキルアップするにはもってこいです。
また、中小企業の場合、人数が少ない分、何年も勤めていれば何かしらの形で役職をつけてもらえることも少なくありません。
役職が付けば当然、給料は上がります。
大企業の平均年収と中小企業の平均年収を比べて、「大企業の方が給料が高い」という人がいますが、「平均年収」は多くの場合、「課長クラス」の給料を示すものであり、いくら大企業と言えども平社員のままでは中小企業で出世した人には勝てないのです。
だからこそ、スキルアップや給料を考えて就職を考える場合には、大企業よりも中小企業への就職がおすすめなのです。
ニートからの就職に強い転職サイト
以下には特にニートの就職に強い無料で利用できる転職エージェントを紹介します。
就職カレッジ
⇒就職カレッジの求人情報を確認する
ハタラクティブ
